『揺れる心の真ん中で』を読んで

 

(※若干のネタバレありです。)

 

夏生さえりさんの『揺れる心の真ん中で』を読んだ。

と、言ってもまだ第一章すら読み切れていない。

 

にも関わらず、iPhoneのメモに感想を書き殴り、

勢いでブログを開設し、今に至る。

 

こんな衝動に駆られたのは本書の

「変わったのは相手だけ」

を読んだことがきっかけだ。

 

読み終えた時にふと、

仲がこじれて疎遠になった人たちの事を想った。

 

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私はずっと、自分のせいだと思っていた。

と、言うよりはそう言い聞かせていたと思う。


私はダメな人間だから。

そう考える方が簡単だった。

だって誰も傷つかない。

傷つくとしたら私だけだ。

私だけで充分だ。

 

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「変わったのは相手だけ。」


いつだって自分自身が変わらなければいけない、

そう思っていた。

相手に合わせることが正しいことだと信じていた。

 


「世界には自分に合う人がいる。」

 


ありのままの自分を受け止めてくれる、

そんな世界があったらどんなに幸せだろう。

 


あるんだ、そんな世界が。実際に。

 


疎遠になってしまったのは、

ただ単純に合わなかっただけのこと。

パズルのピースがはまらないことと一緒で、

あまりにも単純なことだったんだ。


ああ、

なんでこんな単純なことに気付かなかったんだろう。

でも、気づけてよかった。

 


悲しい過去がこんな形で消化されるなんて、

想像さえもしていなかった。

さえりさん、本当にありがとうございます。

 


もう、偽りの自分は卒業しよう。

大丈夫、きっと受け入れてもらえる日がくるよ。

まずは、未来を信じることが今の私の課題だ。

 


今日も明日もずっと先の未来まで。

愛そう、ありのままの自分を。

 

END

(最後まで読んで下さり、ありがとうございました。)