『揺れる心の真ん中で』を読んで
(※若干のネタバレありです。)
夏生さえりさんの『揺れる心の真ん中で』を読んだ。
と、言ってもまだ第一章すら読み切れていない。
にも関わらず、iPhoneのメモに感想を書き殴り、
勢いでブログを開設し、今に至る。
こんな衝動に駆られたのは本書の
「変わったのは相手だけ」
を読んだことがきっかけだ。
読み終えた時にふと、
仲がこじれて疎遠になった人たちの事を想った。
----------------------------------------------------------------
私はずっと、自分のせいだと思っていた。
と、言うよりはそう言い聞かせていたと思う。
私はダメな人間だから。
そう考える方が簡単だった。
だって誰も傷つかない。
傷つくとしたら私だけだ。
私だけで充分だ。
----------------------------------------------------------------
「変わったのは相手だけ。」
いつだって自分自身が変わらなければいけない、
そう思っていた。
相手に合わせることが正しいことだと信じていた。
「世界には自分に合う人がいる。」
ありのままの自分を受け止めてくれる、
そんな世界があったらどんなに幸せだろう。
あるんだ、そんな世界が。実際に。
疎遠になってしまったのは、
ただ単純に合わなかっただけのこと。
パズルのピースがはまらないことと一緒で、
あまりにも単純なことだったんだ。
ああ、
なんでこんな単純なことに気付かなかったんだろう。
でも、気づけてよかった。
悲しい過去がこんな形で消化されるなんて、
想像さえもしていなかった。
さえりさん、本当にありがとうございます。
もう、偽りの自分は卒業しよう。
大丈夫、きっと受け入れてもらえる日がくるよ。
まずは、未来を信じることが今の私の課題だ。
今日も明日もずっと先の未来まで。
愛そう、ありのままの自分を。
END
(最後まで読んで下さり、ありがとうございました。)